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現地レポート

大会2日目 男子予選リーグ「受け継いだ“勝負への執念”」 RSS

2016年8月24日 1時32分

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 「平成28年度全国中学校体育大会 第46回全国中学校バスケットボール大会」は男子の予選リーグが行われ、前年王者の東京・実践学園や、ジュニアオールスター優勝の新潟県勢(石山、鳥屋野)ら、計16チームが明日の決勝トーナメントに進出しました。

熱戦の火ぶたが切って落とされた全中。実践学園はエース⑦江原 信太朗選手を柱に大会2連覇を狙う

熱戦の火ぶたが切って落とされた全中。実践学園はエース⑦江原 信太朗選手を柱に大会2連覇を狙う

 熱戦が相次いだ男子の予選リーグ24試合の中でも、唯一延長戦にもつれたのが新潟・鳥屋野と東京・梅丘の対戦です。予選リーグの1位通過を懸けた戦いとあって、互いに一歩も譲らないハイレベルな戦いとなりました。

 試合は終始、点差の離れない競り合いに。激しいディフェンスとアップテンポなオフェンスを武器とする鳥屋野に対し、梅丘は189cmの高さを誇⑤結城 智史選手を起点にしてインサイドを攻め立てます。残り1分を切って、結城選手のシュートで梅丘が1点リードしますが、残り17秒、鳥屋野は⑤青山 海斗選手が勝負強い3Pシュートを決めて逆転に成功。それでも残り4秒、リバウンドで粘った結城選手がフリースローを獲得し、プレッシャーのかかる場面でしたがきっちりと2本沈めて、勝負を延長戦に持ち込みます。

 延長戦で主導権を握ったのは鳥屋野でした。激しいディフェンスで梅丘に楽に得点させず、ディフェンスリバウンドもガッチリと押さえます。延長戦のスコアは12−5。最終的には73−66の7点差で、鳥屋野が関東ブロック王者の梅丘を下しました。

梅丘⑤結城 智史選手は厳しいマークに苦しみながらもチームを引っ張った

梅丘⑤結城 智史選手は厳しいマークに苦しみながらもチームを引っ張った

 試合後、鳥屋野の堀 里也コーチは、「オフェンスでは相手よりもシュートの本数で上回ること。ディフェンスでは5番の(結城)選手へのトラップと、シューター陣にキャッチ&シュートを打たれないこと、18番の(秋元太陽)選手にドライブをさせないことを意識しました」と、梅丘への対策を明かしてくれました。そして、「うちはディフェンスを頑張って相手を嫌がらせることしかできません。最終的には66点取られましたが、サイズのある相手によく頑張ったと思います」と、選手たちを労っていました。

 また、鳥屋野のキャプテン④吉川 瑠選手は言います。「相手は大きかったのですが、とにかくリバウンドとルーズボールでは絶対に負けられないと思っていました。それは、鳥屋野が伝統的に受け継いできた“勝負への執念”です。先輩たちから教わってきたことが、僕たちの強みになっています」

 鳥屋野の横断幕にも書かれている“勝負への執念”。それは、リバウンドやルーズボールなど、勝負どころの球ぎわの強さに表れていました。力の差はなく、勝敗がどちらに転んでもおかしくない試合だっただけに、そうした強い執念が、勝利を引き寄せたのかもしれません。

 明日からは、負けたら終わりの決勝トーナメントに舞台は移ります。明日も互いの意地と意地、“勝負への執念”がぶつかり合う、好ゲームを期待したいところです。

延長戦を制して1位通過を決めた鳥屋野。その横断幕には伝統の“勝負への執念”の文字

延長戦を制して1位通過を決めた鳥屋野。その横断幕には伝統の“勝負への執念”の文字

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