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現地レポート

大会3日目 女子決勝トーナメント1・2回戦「エースたちの“夏”」 RSS

2016年8月24日 23時02分

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 「平成28年度全国中学校体育大会 第46回全国中学校バスケットボール大会」は、本日より一発勝負の決勝トーナメントへ。女子は昨日に引き続き、勝山市体育館ジオアリーナ(福井県勝山市)と大野市エキサイト広場総合体育施設体育館(福井県大野市)に分かれ、決勝トーナメント1・2回戦が行われました。

ドライブからのストップジャンプシュートで得点を重ねた北九州市立折尾⑮山口 里奈選手

ドライブからのストップジャンプシュートで得点を重ねた北九州市立折尾⑮山口 里奈選手

「最後まで諦めてはいけないと思っていました」
 決勝トーナメント2回戦、埼玉県・春日部市立豊野を相手に48-60と敗れた福岡県・北九州市立折尾の⑮山口 里奈選手は試合後、こう語りました。

 その試合は、前半こそ折尾が23-22の1点リードで終えましたが、後半に入ると豊野の2年生センター⑰倉持 のりか選手を抑えることができず、一気に突き放されて敗戦となりました。それでも、最後の最後まで攻め続けていたのが⑮山口選手でした。

 チームでエースを担う彼女は、「自分が行かないといけない」という思いを持って最後まで戦っていたそうです。得意のジャンプシュートを打ち続けた姿は、まさにエースとしての自覚を感じさせるものでした。

 他にも最後まで諦めずに攻め続けた“エース”たちはいます。
 その一人、決勝トーナメント1回戦、栃木県・宇都宮市立陽南を前に涙を呑むこととなった愛媛県・松山市立勝山の④森 美月選手です。

思わずため息が出るほどの高い個人技を発揮した松山市立勝山④森 美月選手

思わずため息が出るほどの高い個人技を発揮した松山市立勝山④森 美月選手

 ④森選手は160cmと決して大きくはないのですが、スピードに乗ったドライブは、相手が警戒していても止められないほど。ドライブをきっかけに得点し、シュートファウルをもらうなど、相手を翻弄していました。その④森選手の活躍もあり、第3ピリオドまでは互角の戦いを繰り広げましたが、最終ピリオドで一気に離されてしまい、69-89で敗れました。
 しかし試合に敗れはしたものの、この試合で④森選手は52得点!まさに“エース”。圧巻です。

 時を同じくし、隣のコートでは抜群の1対1の能力を持つ石川県・加賀市立錦城の④小山 里華選手が、森選手同様に奮闘していました。

1対1から得点チャンスを生み出していた加賀市立錦城④小山 里華選手

1対1から得点チャンスを生み出していた加賀市立錦城④小山 里華選手

 その愛知県・名古屋市立長良vs石川県・加賀市立錦城との一戦は、第4ピリオドの終盤までもつれる大接戦。もちろん、錦城は④小山選手がオフェンスの中心として、ドライブから自らのシュートにアシストにと攻撃を組み立てていました。チームは全国大会初出場ですが、北信越大会で優勝。勢いそのままに全国のベスト4まで駆け上がりたかったところですが、残り58秒で長良の⑦大野 花菜選手にフリースロー2本を許すと、これが決勝点となって58-60で敗退。④小山選手は「ファウルトラブルが大きかったです」と、試合を振り返っていました。

 その④小山選手、指揮を執る山下 光生アシスタントコーチが「絶対的な信頼感があり、オフェンスの要です」と言うほどの存在で、本日の試合でも得点だけでなく、何度もチームメイトに声を掛ける姿が見られました。

 奇しくも、本日の戦いを終えて姿を消すこととなったエースたち。それでもタイムアップの瞬間までエースの役割を全うしようと攻め続けた姿勢は頼もしく、そして清々しいものでした。

インサイドプレイのみならず、ミドルシュートなどでも得点を挙げた北九州市立折尾⑧宮原 明希選手

インサイドプレイのみならず、ミドルシュートなどでも得点を挙げた北九州市立折尾⑧宮原 明希選手

 そして次期エースと目される下級生たちも先輩エースの姿に刺激を受けながら、次に進もうとしています。2年生ながら折尾の主力である⑧宮原 明希選手は、「今年は足を引っ張っていたので、(新チームでは)大黒柱となって得点もリバウンドも一番取る選手になりたいです」と、力強く語ってくれました。

 
 そんな中学生たちの戦いもいよいよ明日が最終日。
 明日8月25日(木)は、朝10時より準決勝、決勝が行われます。頂点を目指す4チームのエースたちがどんなプレイを見せてくれるのか。勝敗をも左右するであろうエースたちの戦いに注目です!

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